平穏な暮らしをしている。平穏に事業運営をしている。
そんなときに、突然、予想もしていなかった困りごと、悩みごとが起こった場合、さて、あなたはどうしますか?

それが法律的に解決できる困りごと、悩みごとであれば、その内容に応じた専門家に相談をすれば、解決にいたることもあります。

さて、相談するにしても、どのような専門家が存在するのかさえご存じない方、専門家の名称は多少なりとも知っているが、その専門家がどういった事がらに対応してくれるのかまでは知らないという方が、多いのも事実だと思います。

ここでは、そんな困りごと、悩みごとの事がらに応じた専門家の業務の内容をご紹介し、みなさんのお役に立てればと思っています。

ブログでは、考えられる困りごと、悩みごとをご紹介し、具体的にどの専門家に相談すればよいのか、など役に立つ知識をもっていただき,少しでも冷静に落ち着いた行動がとれるような事がらを少しずつではありますが、ご紹介していきたいと考えています。

末永くおつきあいいただければ幸いです。

弁理士さん

弁理士さんと聞いて、“ぴん”と来ない方も多いと思います。

弁理士さんの仕事を見ていきたいと思います。

さて、弁理士さんとは、「知的財産」に関する専門家といわれています。

では、知的財産とは何なのか?ということになります。

知的財産とは、特許権・実用新案権・意匠権・商標権のことをいいます。

知的財産とは何なのか?

それぞれ簡単に説明しますと、

  • 特許権とは、発明といわれる比較的程度の高い新しい技術的アイデアのこと。
  • 実用新案権とは、発明ほど高度な技術的アイデアではなく、いわゆる小発明という程度のアイデアのこと。なお、実用新案権は無審査で登録されるようです。
  • 意匠権とは、物の形状や模様などの斬新なデザインのこと。
  • 商標権とは、自分が取り扱う商品やサービスと他人が取り扱う商品やサービスとを区別するためのマークのこと。

をいいます。

ほかに、最近よく耳にする著作権もありますが、弁理士さんの仕事の範囲外となりますので、ここでは説明を省略しておきます。

知的財産権の取得は、特許庁に出願し審査を受ける

知的財産権は、たとえば、

  • 特許権の場合には、その発明と同じ発明やアイデアがすでに出願されていないか、
  • 意匠権の場合には、似たデザインが出願されていないか、
  • 商標権の場合には、他人の商標と似ていないか、

を審査し登録などを行う役所である特許庁に出願します。

特許庁が審査した上で、同じ発明やアイデアがない、似たデザインがない、他人の商標と似ていないと判断されれば権利が発生したり登録がされるのです。

弁理士さんと特許権・実用新案権・意匠権・商標権の出願

弁理士さんは、特許・実用新案の出願には、技術的に十分理解した上で、また、意匠権・商標権の出願には、最適な権利を取得できるようにそれぞれの知的財産の観点から、とらえなおして出願します。

しかし、すでに、同じ発明やアイデアがある、似たデザインがある、他人の商標と似ているという場合には、特許庁から拒絶理由通知という通知が送付されてきます。

弁理士さんは、この拒絶理由通知に対して、理由を示しながら反論したり、特許庁が示した意向を受けて出願内容を適切に変更するなどして、権利を取得できるように尽力してくれるのです。

弁理士さんと知的財産に関する法令の対応

知的財産権に関する法令は、毎年のように改正され変わっていきます。

法令改正の動向を把握することや改正された法令を正しく理解して適切に対応することは知的財産の専門家である弁理士さんの得意とするところです。

弁理士さんは、最新の法令を把握していますので、頻繁な法令改正があっても最新の法令に基づいて適切にアドバイスや対応をしてくれるのです。

知的財産権の取得は専門家である弁理士さんへ

知的財産権の専門家として、知的財産権の取得についての相談をはじめ、自社製品を模倣されたときの対策、他社や他人の知的財産権を侵害していないか、などの相談まで、弁理士さんは、知的財産権全般について相談を受けて、助言やコンサルタントを行っています。

中小企業や個人事業の方も、関係がないというのではなく、積極的に自社の知的財産を保護するためにも、経営安定化や売上向上のためにも、自社の特許権や実用新案権の取得、また、自社の商品の意匠権や商標権などの取得をお考えいただき、弁理士さんの知恵をお借りすべきだと思います。